金庫の蝶番について詳しく考えたことがある

kinko_chotugai

金庫を愛用している方々は、その金庫の蝶番について深く考えたことがあるでしょうか?おそらく100パーセント近くの人がそんな蝶番についてまで考えたことなどないと答えるはずです。そしてそもそもなぜ蝶番について考えなければならないのか、金庫は鍵の頑丈さや素材の硬さなどを評価するべきではないのかという意見が飛び出してきそうです。しかし、そのような意見を持っているようでは本当の意味で金庫を使いこなせてはいませんし、思わぬ部分で金庫にまつわるトラブルを発生させてしまうことがあるでしょう。ではなぜ金庫の蝶番について私は詳しく考えたことがあるのか、そして詳しく考えるべきなのか、その理由についてお答えしたいと思います。

ドアなどに使われている蝶番、それをよく思い出してみてください。蝶番を破壊してしまったり蝶番を固定する役割を果たしているピンを抜いてしまうとどのようになるでしょうか?そう、ドアそのものが外れてしまいます。

これは金庫でも同じことであり、どれだけ金庫の品質が良かったとしてもこの蝶番を破壊できてしまえば金庫は簡単に解錠されてしまうのです。つまりのところ、金庫はどれだけ鍵がピッキングされにくくてもダイヤルの番号がバレにくかったとしても、蝶番が脆弱であればそれだけで防犯性が無いに等しくなります。このような理由からも、金庫の蝶番について詳しく考えるべきだと言えるでしょう。

金庫の蝶番が頑丈なものとそうでないものを一目で見分ける方法としては、金庫を閉じた際に蝶番が金庫の外側に出ているものはダメで、出ていないものは良いと単純に判断できます。もちろん例外はありますけどね。

以上のように、蝶番は金庫にとって思わぬウィークポイントです。ギリシャ神話で言えばアキレウスのアキレス腱であると表現できるでしょう。このことからも、金庫選びを行う際には、蝶番という重要なポイントも重視するようにしておいてください。