近頃では、金庫を利用しているという方も会社関係はもとより、一般家庭においても金庫に貴重品を保管しているというケースが多いでしょうね。
そうした中とくに私が感心しているのは、銀行の貸金庫についてなのです。銀行の貸金庫というのは、ちょうどマンションの入り口に設置されている集合ポストのようにかなり省スペースな設計となっています。もちろん、マンションにあるような集合ポストよりも随分と奥行きはあるのかもしれませんが、縦横のスペースに関していえば集合ポストとよく似たものです。それはともかくとして、ちょうど手持ち金庫のような省スペース設計でありながらも、その金庫としての効果というのは、通常の金庫以上にあるでしょうね。
貸金庫の中に収納できるものといえば、手持ち金庫の2〜3倍程度の量しかありませんが、金庫としての効果は2〜3倍程度ではありません。何故ならば、貸金庫自体にも最高の施錠システムが搭載されているし、そればかりか銀行という建物自体が金庫の役目を果たしているので、2重ロックと同じような効果が期待できるでしょうね。
(参考:金庫の蝶番について詳しく考えたことがある)
おまけに、銀行という建物自体においても、当然耐震性能や耐火性能に優れた建物構造になっているに違いありません。一般家庭や納屋の外壁に使われているような新建材ではないので、例えハンマーで外壁をたたいてもそう簡単には壊れることもないでしょうね。それと同時に建物を壊そうとすれば、当然セキュリティーシステムもしっかりとしているはずなので、やっとのことで外壁に穴を開けられた時点で御用となってしまうでしょうね。そういう意味では、例え省スペースながらも銀行などにある貸金庫というものを活用するというのもいいかもしれませんね。
それから貸金庫を開ける場合には、貸金庫を契約した本人もしくは代理人しか貸金庫を開けることすらできないというのも、最大限のセキュリティー効果があるといえるのかもしれませんね。